2006.10.22 Sun
ふ、と 彼を思い出した
マグカップの鮮やかな赤紫色にふ、と その瞬間だけ 思い出した、それだけ
しかし思い出したらそのマグカップに口付けるのが嫌になってしまった、マグカップはからかうように笑いながら僕に飲まないのかと聞いてくる
強くマグカップを睨みつける 飲むよ このマグカップは 君じゃないもの、そういうとマグカップは黙り そしてマグカップに成った よし良い子だ、そうだ君はマグカップだ 大切な大切な マグカップだ
愛しげにマグカップを見つめ そして中にはいっている紅茶をゆっくりと飲む ミルクがきいてて 、まろやかだ
そう このマグカップは 僕の大切な大切な恋人と買いに行った 大切な大切なマグカップ
僕は あいつの色を選んだつもりはなかったが つもりはなかった、それだけだったようだ このマグカップは色だけであいつを思い出せるほど あいつの色であった
紅茶を飲みおわり 一息つくと マグカップを丁寧に洗って そして丁寧に吹いてやる
きらりとマグカップが光った
マグカップの鮮やかな赤紫色にふ、と その瞬間だけ 思い出した、それだけ
しかし思い出したらそのマグカップに口付けるのが嫌になってしまった、マグカップはからかうように笑いながら僕に飲まないのかと聞いてくる
強くマグカップを睨みつける 飲むよ このマグカップは 君じゃないもの、そういうとマグカップは黙り そしてマグカップに成った よし良い子だ、そうだ君はマグカップだ 大切な大切な マグカップだ
愛しげにマグカップを見つめ そして中にはいっている紅茶をゆっくりと飲む ミルクがきいてて 、まろやかだ
そう このマグカップは 僕の大切な大切な恋人と買いに行った 大切な大切なマグカップ
僕は あいつの色を選んだつもりはなかったが つもりはなかった、それだけだったようだ このマグカップは色だけであいつを思い出せるほど あいつの色であった
紅茶を飲みおわり 一息つくと マグカップを丁寧に洗って そして丁寧に吹いてやる
きらりとマグカップが光った
2006.09.30 Sat
キラキラして綺麗だなと、柄にも無く思う
目の前に輝いているそれは、きっとどんな宝石だって叶わないと思っている、風を受けてなびいているその一本一本がまるで一つの芸術品のようだ
「……うえき くん」
金髪が、そっぽを向いた
変わりに現れたのはどこまでも透き通っている碧の色と、自分を呼ぶ愛しい声
「…はずかしいよ」
白い頬がほんのりと赤くそまっている、どうやら自分が見ているのが恥ずかしかったらしい
そう言う彼は、ひどくいとおしいと思う
返事がわりに小さく笑って愛しい 愛しい人に小さなキスをした
目の前に輝いているそれは、きっとどんな宝石だって叶わないと思っている、風を受けてなびいているその一本一本がまるで一つの芸術品のようだ
「……うえき くん」
金髪が、そっぽを向いた
変わりに現れたのはどこまでも透き通っている碧の色と、自分を呼ぶ愛しい声
「…はずかしいよ」
白い頬がほんのりと赤くそまっている、どうやら自分が見ているのが恥ずかしかったらしい
そう言う彼は、ひどくいとおしいと思う
返事がわりに小さく笑って愛しい 愛しい人に小さなキスをした